【EURO2020】イタリア代表の強さの秘訣に迫る【masa君・紹介】

どうも理一です。

遡る事、9日前。

 

僕のツイートにリアクションがあり、

あるシティズンの方と交流する機会を得た。

 

相手は16歳の男の子。

29歳のおじさんがこの年齢の方とお話しするのは正直忍びない。

 

でも一度話始めると年齢は関係ない事がわかった。

なにせ、僕らシティズン。共通言語は日本語だけじゃない。

 

ペップ・ビエルサ・トゥヘル。。。。

話していて本当に楽しい。

 

僕がマンチェスター移住に向けて英語の勉強している話をすると、

彼はいつかスペインでサッカー指導者になりたいからスペイン語を勉強していると教えてくれた。

 

13個歳は離れているが、同じ島国で生まれて、

遠い欧米を目指す仲間ができたって泣きそうになった。

 

✳︎

 

話は弾み、開催直前だったEURO 2020の話へ。

 

彼は指導者を目指しているだけあり、戦術的にサッカーに詳しい。

サポーターや欧州サッカーの背景にある文化や歴史に興味がある僕とは対照的だ。

 

あまりに詳しいので、こんな提案をしてみた。

「1試合、分析して文章にして見たら?masa君の書いた分析記事読みたいよ。」

 

masa君とはその後EUROについて、

連絡を取り合った。

 

そして6/16、EUROではイタリアvsスイスが行われ3-0でイタリアがスイスを破り早々にGS突破を決めた。

 

その後すぐ、masa君からイタリア戦、分析してみたいと連絡があった。

 

僕は即答で、分析記事見たいからとお願い。

というより、書きたいなら書けばいい。僕は何も許可を与えるような立場の人間でもなんでもない。笑

 

そして今から紹介する、この記事が送られてきた。

 

✳︎

彼は本気で海外でサッカーの監督を目指している。

 

マンチェスターに移住するのが夢の29歳は頭が下がる、信じられない志の高さだ。

 

僕は本当に叶うと思う。

 

まずスペインに行って本場で語学とサッカーを学んで、

いつかは日本人初めてのマンチェスターシティの監督になって欲しい。

 

なにも、焦る事はない。モウリーニョの初監督就任は37歳。

16歳のmasa君には、後20年もたっぷりと時間がある。笑

 

自分より13個も歳が離れた前途有望な若者と仲良くなれた事に感謝したい。

 

と、前置きが長くなりましたが、EUROイタリアvsスイスの分析記事、是非読んで下さい。

 

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初めに

こんにちは!masaです。

最近転校が決定し、新しい道を歩んで行こうと思います。

しかし、良いことに、元居た高校サッカー部の外部コーチという形で関わっていくことになりました。サッカー指導者としての第一歩ですね。日々精進していこうと思います。

前までは、アナリストを目指していましたが、よくよく考えると、人に教えて実践して、自分のサッカー理論を世界のサッカー界に広めていきたいなと思いました。

なのでこれからは監督志望として活動していきたいと思います。

監督を目指すにあたって、アナリストの道を通る可能性はあるので、その時はその時で、自分の能力を全て発揮して、夢に少しでも近づけるように頑張ります。

それでは、1戦目はトルコ相手に3-0、2戦目はスイス相手にも3-0で下し、グループステージ突破一番乗りをしたイタリアの戦術分析、そして強さの秘訣について書いていこうと思います。

スイス相手に3-0は驚きましたね。スイス対ウェールズの試合では、練り込まれた戦術でベイル率いるウェールズを追い込んでいたのにも関わらず、この結果になったのは衝撃的でした。

基本フォーメーション

まずはイタリアの基本フォーメーションです。

画像1

4-3-3(1ボランチ型)です。
次に基本的な戦術コンセプトです。

戦術コンセプト

日本で人気のサッカーゲーム、ウイイレに例えると分かりやすいですね。(FIFAは少し複雑なので)

攻撃コンセプト

ポゼッション
ロングパス&ショートパス
サイド
流動的[可変式フォーメーション]

守備コンセプト

フォアチェック
サイド
アグレッシブ
ライン高め
コンパクトネス高め

私のウイイレの戦術コンセプトに対する解釈が異なっていたら変わりますが、だいたいこんな感じです。

まずは攻撃コンセプトから説明していきたいのですが、その前に[可変フォーメーション]と言うものを説明したいと思います。

可変フォーメーション

(可変フォーメーションとは)
キックオフ時の陣形を基本フォーメーションとしたとき、攻撃時や守備時に、基本フォーメーションから形を崩し、違う形を使用した時のフォーメーションのこと。

これをイタリアチームが攻撃時に採用しているということですね。
それでは見てみましょう。

画像2

イタリアの攻撃時可変フォーメーションは3-2-5です。
これ、どこかのチームに似ていますよね。
感が鋭い人は分かりましたね。

そう。マンチェスターシティに似てますよね。
かと言ってシティの攻撃の仕方とは全く違います。

それは次のコンセプト紹介で説明させてもらいます。
そして、この可変フォーメーションの特徴紹介します。

特徴

ゾーン1では五角形でパス回しをできるため、比較的多めの人数でビルドアップを構築できます。

そして、ゾーン1を突破した後、前に5枚の選手がいる。ということは、5レーン理論に従ってポジショニングを取れます。

よって、比較的多めの人数でビルドアップをすることによって低リスクでボールを回し、ゾーン1を突破し、運ぶドリブルor攻撃のスイッチを入れるような前へのパスでゾーン2をほぼ無視した状態で突破でき、

その後、5レーン理論でその後の攻撃(ゾーン3)を構築しやすい、アイデアを増やせるという利点があります。

また、現代サッカーで重要視されているハーフエリア(ハーフスペースかつバイタルエリア)(勝手に命名させて戴きました)に入れる選手をすぐに作れるという点もあります。

前線に張っている選手が多いので、その分、マーカーと駆け引きをして降りてきたり、そのままハーフエリアにとどまっている選手もいます。

これらがこの戦術のストロングポイントです。
※5レーン理論はこちらから(footboallista)

画像4

(分かりやすくするために相手をなしにしています)

また、逆に、3バックというのは、中央の守備には強いものの、サイド攻撃に弱く、サイドに広大なスペースを与えてしまいます。

ということは、少しでもサボった守備をするか、相手が自ゴール向きにボール奪取をしたときには、一気に自陣深くまでボールを運ばれる可能性があります。

よって守備者一人一人のカバー範囲、戦術理解度(どこで行って、どこでカバーするかなど)が必要となります。これがこの戦術のウィークポイントといえます。

画像5

また、イタリア代表では、攻撃的なフロレンツィや、ディロレンツォが3バックの一角を成しているので、少しここが配置の唯一の疑問として残ります。

スイス戦から、守備固めとして、5バックに変えて、HVの位置をトロイに任していたので、初めからSBトロイでもいいのではないのかと思います。

 

しかし、後ろからのビルドアップに関しては、この二方がかなり相手をいなしているので、どっちが正しいとも言い切れない気もします。

それでは戦術コンセプトに話を戻しましょうか。

戦術コンセプト(具体的に)

ポゼッション、ショートパス&ロングパス

ここで間違えてもらいたくないのは、ポゼッションのみが強みではないからです。一応はゲーム展開を握る試合が多いので、ポゼッションに傾いたコンセプトになっていると私は予想します。

その理由としては、まず、ポジティブトランジションの切り替えの早さ。これは、私がサッカーを見てきた中でもかなり早い方でした。

ポゼッション思考が強いチームだと、カウンター意識が小さく、確実にカウンターできるシーンを除いて、ボールを大切にして、バックパスやキープをし、一度攻撃を0からに戻します。

しかし、イタリアはゾーン2からボール奪取をしても、カウンターに転じ、ボール保持選手含めた役5名で攻めていきます。スイス戦でのスピナッツィオーラが一気にオーバーラップし、縦へ突破した後にしっかりクロスを上げ切ったシーンには驚きました。

次に、スペース共有意識の高さ。

スイス戦の後半に多かったのですが、キーパーを含めて、後ろでボール回しを行い、相手が前のめりになってきたところで相手DF-MF間のバイタルエリアが空いたのを見て、そこにボールを供給するシーンが多かったです。

そして、このスペースに入ってくる回数が最も多かったのがインシーニェ。彼が攻撃の経由点になっていました。この戦術はJリーグで例えると、大分トリニータの擬似カウンターにとても似ていますね。
※擬似カウンターはこちらから(footboallista様)

サイド攻撃

文字通りですね。サイド攻撃が多いです。ベラルディの盾へのフリーランニング、インシーニェが中に絞り、開けたスペースにSBのスピナッツィオーラが走り込む。その後にクロスを上げ切ります。

ここでイタリアの凄いところはクロスを”上げ切る”ところです。しっかり縦突破、剥がすドリブルをしっかりこなし、チャンスにつなげているところはすごいと思いました。さて、このドリブルなどが決勝トーナメントになっても通用するかが見ものですね。

フォアチェック、アグレッシブ

単純にハイプレスを行なっているということです。形は4-3-3(4-1-4-1にも見える?)です。一人一人がしっかりマンマークします。

カバーシャドウのように1人の選手が2人の選手を見るような現象はあまり起こっていないように見えます。(サイドの選手が相手SB-SH間の線場に立っていることは除いて)

ライン高め

これに関しては、攻撃のラインの高さを反映させてもらいました。これが私自信、一番コンセプトの中で自信が無いです。
前述では、ゾーン2を飛ばすことができるという利点があると書きましたが、相手が引いて、ブロックを構築してきた時はゾーン2を突破する必要がありますよね。

その時に3バックの脇のボールサイドの選手がボールホルダーに平行で角度を作った状況でサポートに入ります。

画像3

少し角度をつけるだけで、可能性(ここでいうパスコース)が増えるってサッカーってとても面白いですよね。私はこういう可能性に惹かれてサッカー戦術分析にのめりこんでいきました。こういうのを見るだけでニヤニヤしてしまいます。

これらの理由から、ライン高めとしました。
間違えていたらすみません。

コンパクトネス高め

かなり高めです。理由は同サイド圧縮意識がとても高いです。特に中盤の3枚。この選手たちは、コートの1/3(ボールサイド側)のまで圧縮し、相手の逃げ道を無くします。

 

これからも、なるべく前線で囲んでボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けようとする、ポゼッションだけでなく、カウンター意識も高いことがわかりますね。

注目選手

私は注目選手など絞れないタイプなのですが、初心者目線(攻撃的な選手)で頑張って2人に絞ってみたので、特徴紹介などしていきたいと思います。
まずは1人目。

画像6

ロレンツォインシーニェです。
彼は言わずも知れたファンタジスタですね。と私は思っているのですがどうでしょうか?
中学生の時にBS1chで放送されていた、セリエAのダイジェスト動画でこのお方と、メルテンス様のファンタジスタっぷりに驚愕した記憶があります。

特徴
細かなタッチから繰り出されるドリブルからの、斜め45°の巻くシュートを得意とするファンタジスタ。イタリア代表では、攻撃に常に関わり、疑似カウンターの経由役ともなる。
身長は163cmと私より小柄で、170cm無い自分にとったらヒーローです。
イタリア代表の攻撃には必要不可欠です。是非注目してください!

そして二人目。

画像7

スピナッツィオーラ。
ローマ所属の28歳長身SB。(190cm)

特徴
私は全く注目してなく、名前くらいしか知らなかったが、サイドでの圧倒的なドリブル突破力を誇る。しっかりその後もクロスを上げ切るので素晴らしい。彼の状況判断からのプレーの質は一級品だ。
監督によって、戦術によっては合う合わないはあるかも知れないが、マンチーニの人選に見事ハマり、活躍を見せている。
是非注目して見よう!

結局強さの秘訣とは?

ウェールズ戦はながら見をし、スイス戦はしっかりと見た。
その感想は、選手一人一人の基礎技術、応用技術が高く、状況判断もいい。それに加えて、監督が、選手の一次配置、二次配置(可変フォーメーション)がしっかりと軸を持って構築されているのがはっきり目に見える。

目に見えてしまっては、相手に対策されるのでは?と思うだろう。

しかし、マンチーニの対戦相手への分析力も素晴らしい。また、この記事での戦術分析では、攻撃に、よりフォーカスをあてて分析してきたが、カテナチオと言われるほどのキエッリーニを筆頭とした、一対一の守備の強さ。スイス戦では、キエッリーニの怪我交代後に投入されたアチェルビは、相手のストロングポイントであるエンボロを一人で完封していた。

必要な能力を兼ね備えた監督と、能力の高い選手が融合し、また、伝統を引き継ぎながら、新たなトレンドを入れてきているイタリア代表は、史上最強に筆頭するとも言えるようなチームになったのではないかと私は思う。

しかし、エンボロがロナウドだったら。ムバッペだったら止めれるのだろうか。それは未知数だ。
EURO2020優勝候補として、イタリア代表を挙げてもいいだろう。
是非イタリア代表に注目して、EURO2020を見進めてほしい。

最後に

今回は〜【EURO2020】イタリア代表の強さの秘訣に迫る〜という記事を書き進めてきました。
今回の記事は初心者にも分かりやすいように、一つ一つの用語をわかりやすいように工夫してあるので、是非サッカー初心者の方などに、

広めて、サッカーの楽しさを一緒に共有しましょう。

よく、戦術ブロガーは事象しか読み取れないと現場に行っている人に馬鹿にされるので、できれば、次回にイタリアやマンチェスターシティ(可変フォーメーションが同じなので)の攻略法などを考えて寄稿しようかなと思います。

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最後まで、こんな趣味みたいな記事を読んでくださり、本当にありがとうございました。
ではまた。

[参考試合:ウェールズ戦、スイス戦]
[フォーメーション図:TACTICALista使用]

 

viahttps://note.com/youno19/n/n20924a24fbf9

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